株を購入する会社を選別する基準の1つに「売上、利益の伸びている会社を選ぶ」という基準があります。売上、利益の伸びている会社であれば、今後も株価の上昇が期待できるからです。
売上、利益の伸びている会社は株価の上昇が期待できるんだな
そうですね、売上高が順調に拡大しており、今後も売上高の拡大を継続できそうな会社を選ぶことが大事です。
だけどさ、売上高の拡大が継続できそうな会社ってどうやって選べばいいんだ?
今回は売上、利益が伸びている会社の選び方について解説します。
具体的な見つけ方
売上高の拡大を継続できそうな会社をみつけるには、「会社四季報」で探していきます。売上が拡大していきそうかどうかは、会社四季報の業績欄などをみて判断します。
会社四季報は紙の雑誌や電子版などがあります。また証券会社によっては口座を開いていると四季報の内容が閲覧できる会社もあります。(SBI証券、楽天証券、マネックス証券など)
会社四季報は分厚い冊子になるので、読み通すのは大変な作業ですが、必要な項目に注目してざっと読み通していきましょう。
へえ、会社四季報で判断するのか、四季報のどのあたりをみていけばいいんだ?
次の段落では四季報で注目すべ項目について解説します
会社四季報の売上、利益の見方
四季報でまず注目すべきなのは、業績欄の「売上高」と「経常利益」です。売上と経常利益が右肩あがりに年々上昇している会社が望ましいと言えます。
また、業種によっても変わってきますが、売上高に対して、経常利益が10%以上ある会社は優秀と言えます。売上高と経常利益率に注目して、有望な会社をピックアップしていきましょう。
業績の売上高と経常利益に注目すればいいんだな
売上高に対して計上利益が10%以上の会社は優秀と言えます
売上高、経常利益に注目すべき理由とは
売上高に対し、経常利益が高いということは、比較的に儲かりやすいビジネスをしていると考えられます。
もちろん、経常利益率だけで判断することはできないのですが、儲かりやすいビジネスを行なっている会社であれば、今後も売上の拡大を継続する可能性が高いので、会社選びの1つの指針とするといいと思います。
特に経常利益率が20%、30%となる会社については、どういった事業を行なっているのか、詳しく分析してみるのもといいと思います。
確かに利益率が高い会社ってどういう事業形態なのか、ちょっと気になるな
気になる会社は知らべてみるといい投資先をみつけるヒントになるかもしれません
他の基準も参考にする
経常利益率の良い会社をみつけても、それだけで購入の判断をするのは危険です。「PER、チャート、時価総額」など、他の指標も参考にした上で、総合的な判断をした上で購入をするのがいいかと思います。
ある程度、購入の決め手となる原則を決めた上で購入することがオススメです。なお個別株を購入するときの4つの原則については下記ブログで解説しています。
売上が拡大していたり、利益率が高いからといって、それだけで購入するというのも勇み足になるのだな
そうですね、株を購入するときは、会社の総合力を加味した上で購入の判断をしましょう