ドルコスト平均法

投資手法の一つであるドルコスト平均法をご存じでしょうか?ドルコスト平均法を使えば平均購入コストを抑えることができると言われています。

宇佐美さん

ドルコスト平均法って、毎月ちょっとづつ投資していくやつだよな

おにお

そうですね、少しずつ買い足していくのでリスクの少ない投資方法だと言われています

宇佐美さん

へえ、じゃあ詳しく教えてくれよ

おにお

わかりました。今回はドルコスト平均法について解説します

目次

ドルコスト平均法とは

ドルコスト平均法は、定期的に一定の金額を投資対象となる銘柄に投資することで、市場の価格変動に左右されずに長期的な投資利益を得るための方法です。

例えば、月に一定の金額を株式ファンドに投資する場合、市場価格が高い時期には少ない株式が、低い時期には多くの株式を購入することになります。長期的に見れば、市場価格が上がっても下がっても、投資した資産総額は平均的に増えることが期待できます。

宇佐美さん

いつも一定の金額を購入するわけだから、長い目でみると投資した資産が平均的に増えていくわけだな

おにお

そうですね、極端な利益を狙うのは難しいけれど、リスクを低くして資産を増やせる方法と言えるでしょう

ドルコスト平均法のメリット

ドルコスト平均法には、以下のようなメリットがあります。

<ドルコスト平均法のメリット>
1.リスク分散 ドルコスト平均法では、定期的に投資を行うため、一度に大きな額を投資するよりもリスクを分散することができます。特に、株式投資のような市場価格の変動が激しい投資対象では、市場の変動に左右されるリスクを低減できます。

2.長期的な投資利益 ドルコスト平均法は、長期的な投資に適しています。長期的に定期的に投資を行うことで、市場価格の変動に左右されずに投資利益を得ることができます。また、時間の経過とともに資産総額を増やすことができます。


3.積立投資の手間が少ない ドルコスト平均法では、定期的に一定の金額を投資するため、毎回投資先を選ぶ必要がありません。積立投資の手間が少なく、継続的な投資を行いやすいメリットがあります。


4.平均的な購入単価が低くなる ドルコスト平均法では、市場価格が上がった時には少ない単価で購入し、市場価格が下がった時には多くの単価で購入することができます。そのため、長期的に見ると、投資資金の平均的な購入単価が低くなり、利益を最大化することができます。

宇佐美さん

メリットが多くていいけど、デメリットはないのか?

おにお

次の項目で説明しますね

ドルコスト平均法のデメリット

ドルコスト平均法には、以下のようなデメリットがあります。

<ドルコスト平均法のデメリット>
1.ドルコスト平均法では、市場価格が上がった場合には少ない単価で購入するため、その後の値上がり益が低くなる可能性があります。このため、相場上昇の恩恵を最大限に受けることができない場合があります。

2.取引手数料の負担 ドルコスト平均法を行う場合、定期的に取引を行うため、取引手数料が負担されることがあります。特に、少額の投資では、手数料の割合が大きくなってしまい、利益を圧迫する可能性があります。

3.投資先の変更が制限される ドルコスト平均法を行っている場合、定期的に一定の金額を投資するため、投資先を変更することが難しくなる場合があります。そのため、投資先が不適切となった場合に、すぐに対応することができない可能性があります。

4.市場価格が下がった場合の損失 ドルコスト平均法では、市場価格が下がった場合には多くの単価で購入することになります。そのため、長期的に見て投資資金の平均的な購入単価が低くなることがあっても、一時的には損失が発生することがあります。

宇佐美さん

手数料が負担になったり、投資先の変更が難しくなったりっていうリスクもあるんだな

おにお

ドルコスト平均法を選択する前に、投資目的やリスク許容度、投資対象などを考慮した上で、慎重に判断する必要があります。

ドルコスト平均法を使った手法

ドルコスト平均法は、株式投資や投資信託、ETF(上場投資信託)、債券投資など、あらゆる種類の投資に適用することができます。以下に、ドルコスト平均法を使った代表的な投資商品を挙げてみます。

<ドルコスト平均法を使った手法>
1.株式投資
株式投資では定期的に一定の金額を投資することで、株式の購入単価を平均化することができます。具体的には、定期的に株式を購入する場合に、月に一定額を投資するなどの方法があります。
2.投資信託
投資信託は複数の株式や債券などの資産を一つにまとめて運用するため、分散投資に適しています。ドルコスト平均法を用いて、定期的に投資信託を購入することで、長期的に見て購入単価を平均化することができます。
3.ETF
ETFは上場投資信託とも呼ばれ、株式や債券、商品や通貨などのバスケットをトラッキングする上場型の投資信託です。ドルコスト平均法を用いて、定期的にETFを購入することで、長期的に見て購入単価を平均化することができます。
4.債券投資
債券投資では企業や政府からの債券を購入し、一定期間にわたって利息を受け取ることで利益を得る投資です。定期的に債券を購入することで、ドルコスト平均法を適用し、長期的に見て購入単価を平均化することができます。

宇佐美さん

へえ、いろんな投資に適用できるんだな

おにお

オススメは投資信託やETFです。また暗号資産などをドルコスト平均法で購入するのもいいでしょう

ドルコスト平均法×複利の威力

ドルコスト平均法は、長期的な投資に適している方法であり、複利の効果を活用することができます複利とは、利息や配当金などの収益が元本に加算され、次の利息や配当金の計算対象になることで、元本が成長することを指します。

ドルコスト平均法を使った定期的な投資は、長期的に見ると、複利の効果を活用することができます。例えば、月に1万円を定期的に投資し、毎年10%の利回りが得られた場合、5年後には元本が81万5,799円になりますが、10年後には253万4,914円になります。

このように、定期的な投資を行うことで、長期的に見て複利の効果を活用することができます。また、投資商品によっては、配当金や利息などの収益を自動的に再投資することができるリインベストメントプランもあります。これを利用することで、複利の効果を更に高めることができます。

宇佐美さん

ドルコスト平均法には複利の効果もあるのか

おにお

複利については下記ブログで詳しく解説しています

まとめ

<まとめ>
ドルコスト平均法は定期的に一定の金額を投資対象となる銘柄に投資することで、市場の価格変動に左右されずに長期的な投資利益を得るための方法
ドルコスト平均法を使う場合はメリットとデメリットを理解しておく
ドルコスト平均法は株式投資や投資信託など沢山の投

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この記事を書いた人

おにおです。主に生活向上に役立つ情報を発信しています。

僕のブログでは、生活改善に役にことをはじめ、社会人なら知っておきたい知識や大人のレジャーなどを自己の体験を通して学んだことを共有しています。

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